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最後の戦いに?

今年もトライアスロン大会がシーズンインしてまいりました。

参加したことのない過酷な大会はまだまだたくさんあるのですが

コロナ禍で開催できなくなり、参加を逃した大会に足を運んでみようと考えています。


1年間とうして、仕事をしながら心技体を調整しているのですが

自分の生活を全て大会に合わせて生きているような状態の中で

一番気になっているのが怪我。


全く良くなる兆しはなく、どう付き合っていくか、という課題になっています。

いつも頭に思い浮かぶのは、

「トライアスロンは走れなくなったらおしまいだよ」

という大先輩の言葉。

一番単純で最も体に負荷がかかるのは確かにランニングです。


自分の怪我と付き合いながらだと、走る時間がだんだんと減っていく練習に

もしかしたら今年で限界なのかな、と今年も感じています(笑)

それが年々深刻になっています。


でも、ペースをどうするのかだけを考えれば、

自分のイメージの中でゴールできている。だからまだ大丈夫。


そんなふうに痛みを誤魔化しながら、競技を続けていた結果、

仕事中に仙腸関節に大打撃を与えてしまい

ちょっと自分の視野が狭くなっていることにも気がつきました。

トライアスロンの時だけではなく、アーサナでももっと細心の注意を払うべきでした。


私は、自分の生活、生きる時間を整えてくれるトライアスロンという競技が大好きです。

生きる力が湧いてくる感覚は、ヨガで得られる安心感や穏やかさとは全然違うエネルギーを感じます。

決して無でも幻でもないし、ましてや宗教的側面もない。

自分の中の神性を見出す方はいるかもしれませんが

ほとんどの人にとっては全力で出し切ることへの挑戦。


出し切るって、本当に難しいです。

体力も相当必要な競技なので、気合や根性で乗り切る方も多いと思うのですが

何より、競技の距離が長いほど、集中力が重要なポイントになってきます。

散らばっていく感情やエネルギーを自分の中に集めて放っていく。


よくトライアスロンってお金がかかるから、年収が高い人の競技だという声を耳にします。

確かにウエットスーツも自転車もシューズだってお金がかかります。

練習に時間を割ける体力を残した仕事の仕方を考えなければなりません。


私も最初はサーフィン用のウエットスーツで、自転車も友人から中古で買ったものでサイズも合っていませんでした。

ペダルもシューズのままで履いていましたし、ヨガウエアで出場していました。

それより、競技のために歯を矯正をしたり、脱毛(毛嚢炎防止)したりの方が経済的負担が大きいような気もします。


道具は助けにはなりますが、プロでもない限りそんなに重要ではなくて、

実は集中することが上手い人たちがやる競技でもあるかと思います。

つまり、人生の中で培ってきた高い集中力が仕事にもうまく反映できている人が多い。

書かずとも、私はこれが苦手なので、毎回全力を出しきれずにチャレンジを続けています。


けれど仙腸関節障害がいよいよ、集中の障壁になり、気合と根性も注入せざるを得ない状況になってきました。

自分はやるんだという熱意があって前を向いて生きれば必ず前進する。

建築家の安藤忠雄氏の言葉。本当にその通りだと思います。

それをもっと違う方向に向ける時期がそろそろきているのかもしれません。


とにかく、今年はエントリーをしたので、全力で挑んでいきます。

と書いている今、怪我が悪化して要安静の状態。

怪我でヨガクラスに関してたくさんの方にご迷惑をかけてしまうのが本当に申し訳ないです。

今日しか、今日こそは、というヨガクラス参加の方のチャンスを遅らせてしまう。

私の方も一緒に過ごすその時間はその時しかなくて、逃してしまう。

これは避けたい。

だからこそ開催するからには、こちらも全集中でやってまいります。

いつもヨガクラスに来てくださったり、応援の声をいただくと、本当にありがたいと思います。

トライアスロンも最後のつもりで精一杯やってきます。


結局は愛情。集中じゃなくて、愛情がないと人は生きていけないです。

自分にも、自分のやっていることにも、愛情を持って取り組めば、しっかり他人にも目がいき、形だけではない寄り添いが生まれて、それは大きな何かと繋がっていく。

その時に小さな自分も大きな自分も、世界も観れると思います。



 
 
 

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