幼い頃、進化論について違和感を持っていた私は、
よく学校の先生や両親や周りの大人に質問していました。
「どうして猿から人間に進化する途中の生き物が
今の世の中に存在しないの?
生き物の祖先を辿っていくと、海から陸に上がって、そこから枝分かれして行った結果
人間に進化したのなら、
今現在、その祖先のクラゲも、蜥蜴も、猿も、鳥も存在するのに、
猿人間みたいな生物が見当たらないのはなぜなの?」
みんな答えは大体同じ。
「絶滅したんじゃない?」
でも、猿は絶滅していない。猿から人間になったのに。
進化論て本当に正しいの?
そう思っていました。
みなさんの中にも、そんな風に考えたことがある方、きっといらっしゃるんじゃないかしら。
キリスト教の中では、神様がアダムとイブを創造し
この地上に置かれたと習いました。
それが人間の始まりと言われてもピンこない。
なぜなら同時に科学も学ぶからです。
でもその科学もフワッとしている。
宗教の時間には神様が作ったと教えられ、生物の時間には猿から進化したという。
どちらも人間が考えた理論。
その疑問に、明確に答えてくれる歴史学者に
人生に初めて出会いました。
歴史学者のユヴァル ノア ハラリです。
「サピエンス全史」「ホモデウス」などの著者です。
とにかく面白い。
人類の歴史だけではなく
私たち人間という生き物が生きているこの世界とは何なのか
彼の視点から深く掘り下げて書かれています。
なぜお勧めなのかというと
ただの史学ではないからです。
客観的事実と哲学がギュッと詰まっているので
読み終わった後に考えさせられます。
今、コロナ禍でぜひ読んで方がいいと思うお勧めの一冊です。
本屋さんにも山のように並んでいますし、
もちろん電子書籍なら軽くて場所も取りません。
また、彼の著書は全部面白いです。
最近では、「緊急提言 パンデミック」
という寄稿とインタビューがまとめられた物が出版されています。
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