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長年ヨガをするとどうなるのか


長期(10年以上)ヨガを練習していると、心身にどのようなことが起こるのか。

そんな調査をした論文が発表されました。

ヨガアライアンス資格保持者から指導を受けることのメリットなども載っていますので

気になる方はぜひ論文をクリックして読んでみてください。

ものすごーく簡単に簡潔に書くと、

週に5日練習すれば、心身ともに恩恵を受けていることを感じられます。

これは、始めて3年の人も、10年以上人も、同じです。

長く練習、実践している人は、だんだんと怪しい方向に興味がなくなっていく一方で、

特に職業(ヨガインストラクター)としても実践している場合、

健康を超えた潜在的な影響に焦点を当て、自己統合や自己実現などの微妙な作業にヨガを当てているのかもしれない。

というようなことが書かれています。

今までは、様々な分野でヨガを始めた方向けの実験や検証が多く行われてきました。

ある症状の人を集めて、特定の病気の人へ向けてヨガを実践したらどうなるのか、といったような研究です。

現在の世界のヨガ人口は約3億人。

そして現代のヨガのアーサナの練習は、主にハタヨガの練習が含まれます。

このハタヨガは、「ハタヨーガプラディピカー」という古典書が素となっています。

場所、時間、方法など、実際にヨーガをどのように実践すれば良いのかが書かれている本です。

現代のヨガは、現代科学に寄りながら、このハタヨーガプラディピカーの要素を含んだ練習です。

逆に言えば、現代科学はハタヨーガプラディピカーをサポートし、ヨガの実践の肉体的、精神的、感情的、精神的利益を得る可能性があります。

以下、簡単に論文に書かれていることを載せます。

「以前の研究では、ヨガの練習が身体の健康を改善し、健康に良い他のライフスタイル行動の維持を促進することが示されています。

具体的な身体的利点には、バランスの改善、強度、柔軟性、および睡眠の質、脊椎円板の健康改善、

さらに、ヨガは不安とストレスも軽減することが示されています。

サンプル人口は主に女性(84%)、31〜60歳の年齢層(79%)で、86%が北米またはヨーロッパに居住していました。

ヨガ実践者のほぼ50%の人が、ヨガの練習を続ける理由として、最初は精神的な利益を求めないかもしれないが、

続けていくことで、困難な状況にも平静で穏やかな自分でいられることの気づきが得られる人が多い。 

これは、ヨガを始めて3年の人でも、10年の人でも、ほとんどの人に利点があることが報告されています。

その一方で、

長期の実践者は新しい実践者とは異なる種類の利益を経験する可能性があることが示唆されています。

例えば、霊的な目覚めへの欲求を報告する可能性が、長年の実践とともに減少することを示しました。

この結果は、多くの実践者が時間をかけて精神的、および非精神的な利益に主に興味を持ち続けていることを示唆しています。

インストラクターは、練習に興味を持っているため、ヨガを職業として探し求め、身体の健康を超えた潜在的な影響に焦点を当てているかもしれません。

一方、人生の他の部分で平等とバランスを見つけるため、時間の経過とともに精神的な目覚めへの欲求が減少することも報告されています。

毎週のヨガの練習の頻度は、特に練習の頻度が週に5日以上に増加した場合、ヨガの練習の身体的、精神的、感情的、精神的、および関係の利点の一貫した肯定的な結果を示しています。

実践者が練習の頻度を増やせば、ヨガの恩恵を受ける可能性は以前に発表されたものよりも大きいかもしれません。

これは時間とともに変化する可能性があることを示唆しています。」

このデータは、ハタヨガといっても単一の練習を続けている実践者の集団のものでもなく、

ヨガの国際資格もないので、偏ったデータになっていることも冷静に書いてあります。

自分に最適な練習方法を探しつつ、古典書もしっかり学んでおく。

それがブレない方法なのかもしれませんね。


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