片鼻ずつ交互に行う呼吸法が、血圧を下げる効果が期待できる論文がインドから出ました。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29284770
現代は、交感神経の活動を持続的に増加させ続けるヨガが増えておりますが、
私自身、その在り方に少し疑問を持っています。
動くのは、何のためなのか。
そこをはき違えて解釈してしまったり、コントロールできなくなると、
ヨガを行じた後、安定性が欠如し、疲労だけが残ります。
今回の論文は、参加者が健康な15人の男性(平均年齢22歳)ですので、
慢性的に高血圧症の方とは別の視点でとらえなければなりません。
15分間呼吸法を行い、呼吸そのものを認識し、最後は静かに座する。
これだけで、結果が出たと報告されています。
生きることは呼吸すること。
私たちは呼吸が止まれば生きてはいけません。
けれども毎日、私は吸っている、吐いている、とは意識しませんよね。
ヨガは、無意識を意識化する時間でもあります。
ぜひ、そんな時間をとってみて下さい。
青い空を見上げて、深呼吸したら、気持ちいいですよね。
その時、穏やかな気持ちになりませんか。
呼吸を使って自分をコントロールすることで、変わるものがあります。