ヨガと瞑想が、細胞老化の速度に影響する。
そんな論文がインドから発表されました。
健康な94人に対し、12週間、ヨガと瞑想の介入試験です。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5632896/
要約すると、
「この研究の結果は、ヨガと瞑想が細胞老化のバイオマーカーに及ぼすプラスの影響を明らかにし、
基幹および代謝拮抗バイオマーカーの変化による細胞寿命の促進にも重点を置いています。
それは、ゲノム安定性、テロメア代謝および細胞酸化ストレス、
よく調節されたストレスおよび炎症応答のバランスの改善、および神経可塑性および栄養感知の増加を介して媒介されることを示唆しています。
ゲノムの安定性は、細胞の寿命および疾患のない若年の健康な生活の中心であり、
我々の研究からの知見は、ヨガと瞑想によるゲノム不安定性の減少を示唆しています。
不健康な社会習慣(喫煙、過剰アルコール摂取など)、座りがちな生活習慣、環境汚染物質への曝露、処理された栄養失調食品の摂取は、
より若い年齢での生活習慣病の発症を伴い、 これらの環境および生活様式の要因は、ゲノム不安定性の原因となります。
内因性および外因性の傷害からのミトコンドリアおよび核ゲノムの両方に対するDNA損傷は、遺伝的異常およびゲノムの超変異性の蓄積をもたらします。」
とあります。
難しいですね。
つまり、ヨガと瞑想で得られた気づきから、生活習慣を健全に変えていくことで、細胞の老化速度に影響する可能性がある、ということのようです。
ここで個人的に気になるのは、一体この研究の予算がどのくらいだったのか、ということ。
この研究を日本でやるとしたら、大変なことです。
最近はそんなことばかり考えてしまいます。