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【古典ヨーガ】


ゲーランダ・サンヒター 第1章5節の中に

「もし人が経典を学ぶとしたら、人はまず文字、アルファベットを知り、

言葉を知るべきです。」

という一文があります。

物事を進めるにはプロセスが大切だという意味も含まれていますが、

ここであらためて、向井田みお先生の行動力に尊敬の念を抱かずにはいられませんでした。

みお先生は、サンスクリット語がお読みになれます。

もちろん、日本人の方ですので、幼い頃から読めたわけではないと思います。

根本からヨガを学び、確認するためにインドへ留学し、言語を学び、経典を学び、日本語に置き換えて下さいました。

やさしく学ぶYOGA哲学 「ハタヨーガ 基礎と実践」

向井田みお著 YOGABOOKS出版 2017年9月9日第一版第一刷発行

いつも思うのですが、

みお先生は、古典書に書かれていることを、リアルに実践されているのです。

なかなかできることではありません。

その努力たるや、想像を絶します。

私はサンスクリット語が読めませんので、言葉にならないほどありがたく、

今一度、確認すべきこと、新しく知ることを積み上げていかなければと

襟を正す思いになりました。

もちろん、私は一体何をしているのだろうという思いも込み上げてきたことは否めません。

けれども、読み手にそう受け取られるために書かれているのではないと思います。

みんなインドへ留学して、まず言語を学んで、そして修行する、という意味ではないですよね、きっと。

(もちろん、感銘を受けて留学されるという選択も1つの道ですよね。)

今の私にできること。

この古典ヨーガから智慧を学んで、正しく理解していくことが

ヨガを行じている者にとって必要なのだと教えて下さっているように感じております。

時間をかけて、これからも精進してまいります。

みお先生に感謝です。


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